稲葉ジャパン、東京五輪の秘密兵器は「アップルパンチ&キン肉マン」
平昌五輪閉幕から6日後の3月3日、2年後の東京五輪で金メダル獲得を至上命題に掲げる野球日本代表「稲葉ジャパン」が初めてトップチームを編成し、オーストラリア代表と強化試合を行なう。
150キロ台のストレートを武器とする阪神の石崎剛
「固定観念を持たずに、どの選手がどう生かされるかをチームとしてしっかり考えていきたい」
千賀滉大(ソフトバンク)、柳田悠岐(ソフトバンク)、筒香嘉智(DeNA)ら6選手を先行発表した1月23日の会見で、稲葉篤紀監督はそう語った。指揮官が招集した28人のメンバーを見ると、昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップ2017で呼ばれたU24組(オーバーエイジ枠を含む)が3分の1を占めている。
【投手】山﨑康晃(DeNA)、今永昇太(DeNA)、石崎剛(阪神)、堀瑞輝(日本ハム)、田口麗斗(巨人)
【捕手】甲斐拓也(ソフトバンク)
【野手】外崎修汰(西武)、西川龍馬(広島)、松本剛(日本ハム)、上林誠知(ソフトバンク)
「2020年の東京オリンピックに向けて、ぜひまた日の丸を背負ってやりたいと思うように、これからも成長していってください」
アジアプロ野球チャンピオンシップ決勝で韓国を下した直後のミーティングでそう語った稲葉監督は今回、五輪本番を見据えて若手を多く招集した。その意図はふたつ読み取れる。本番までの伸びしろと、五輪独特の戦いに備えるためだ。
「オリンピックは選手もコーチも登録人数が限られるなかで、2021年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)と野球という競技は一緒でも、(戦い方は)またちょっと違うのかなと感じています」
ベンチ入りできるのはWBCが28人に対し、オリンピックで最後に野球が行なわれた北京大会では24人。メンバーが少なくなるため、複数の役割を果たせる選手が重用される。そうした点を考慮し、侍ジャパンのメンバーに求める条件について、アジアプロ野球チャンピオンシップで稲葉監督はこう話していた。
「(野手は)対応能力、複数ポジションを守れること。ピッチャーは先発、中継ぎ、抑えと、しっかり役割分担したなかで人選をしてスタートしました」
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