貪欲になったカープ九里亜蓮は、
野村祐輔にアドバイスを求めて急成長 (5ページ目)
4月22日、神宮球場の室内練習場に隣接する"コブシ球場"で、登板前日の九里が畝コーチを座らせて投球練習をしていた。その風景を見て、「ロックスターだな」と思ったのだった。故・尾崎豊を思い出させる風貌がその大きな理由であるのだが、投げた後に体勢が崩れるほどのダイナミックな投球フォームに、インサイドへの強気のピッチング。また、ランナーとして塁に出れば、投手という立場でありながら次の塁、さらにその先の塁を求めて全力で走る。そのプレースタイルを見ると、「ロックだな」と思わずにはいられない。
「自分としては(ロックとかは)考えていませんが、そういう風に見ていただけるのはありがたいです(笑)」
これから先、九里は勝利投手となるたびにキャリアハイを更新していくことになる。はたして、どこまで勝ち星を増やすことができるのか。成長を続ける九里のピッチングは必見である。
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