2016.06.11

今永昇太が語る未来「三浦大輔さんの年齢以上に野球を続けたい」

  • 石塚隆●文 text by Ishizuka Takashi
  • photo by ©YOKOHAMA DeNA BAYSTARS

今永昇太インタビュー(後編)

 自らを”完璧主義者”だと語る横浜DeNAベイスターズの今永昇太。この先、プロ野球選手としてどんな目標を掲げているのだろうか。また、理想とする投手像とは? 22歳のルーキーを直撃した。
(インタビュー前編はこちら)

5月は月間4勝をマークした今永昇太

―― 完璧主義者という今永投手ですが、プロとしてあるべき理想像とは何でしょうか。

「プロの世界って勘違いしたら終わりだって思うんです。これから自分がどうなっていくかはわかりませんが、たとえいい成績だろうが、悪い成績だろうが、偉そうになったり、自分を見失うようなことだけはしたくない。謙虚すぎるのもよくないとは思うのですが、勘違いしてしまった選手がダメになっていくという話はよく聞きます。ですから常に満足せず、探究心を持って野球と向き合っていきたい。こういった姿勢が、いずれ僕が先輩になったときに後輩たちに伝わっていくと思うんです。僕は長く野球をやりたいし、当たり前なことを当たり前にやっていきたい。名球会の方々や、すごい記録を持っている選手というのは、常に自分の結果に満足していたとは思えないし、自分もそんな選手になれたらいいなと考えています」

―― それはアスリートとして当然の心構えだと思うのですが、実際のところ実行できる人はそれほど多くない。心理学など何か特別な勉強をしてきたわけではないですよね?

「特にはしてないんですが、人を観察したり、野球の雑誌やテレビを見たりして、自分だったらこういう場合どうするかというのは常に考えていますね。それが自分を客観視することにつながっているんじゃないかと」