あの岡田彰布氏が指摘。「交流戦はタイガースにとって大チャンスや」 (3ページ目)

  • 石塚隆●文 text by Ishizuka Takashi
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

「選手の質からして、セ・リーグよりパ・リーグのほうが上なのは間違ない。重要なのはやっぱり先発のピッチャー。打撃のええパ・リーグの打者をある程度抑えられないと話にならん。まず試合を作らないと。去年から交流戦は、2連戦から3連戦になって、ええピッチャーを当てられる可能性が減ったから何とかなるかと思ったんやけど、結局、ボコボコやった(笑)。

 ただ、セ・リーグの野球はDHがなく、ピッチャーの交替のタイミングで代打とか考えなアカンから、パ・リーグの采配のほうがシンプル。DHの起用も含めそこをいかに考えて野球をやるかやな」

 岡田氏はオリックスの監督だった2010年に交流戦で優勝を遂げている。交流戦において、戦術やスコアラーの情報も含め、セ・リーグとパ・リーグの野球はずいぶん違うと感じさせられたという。

「オリックスの監督になったとき、野球の見方が違っていたことに驚かされた。中日と対戦する前にあるスコアラーが、『結構打ちますよ』と言ってきたんや。オレはその2年前まで阪神の監督をやったし、中日はうまいこと点を取りよるけど、攻撃力が弱いのがわかっていた。当時、中日は上位にいたから強いと思ってたんやろな。スコアラーの情報も大事やけど、そこはいかに現場が見極めるかが重要やね。

 あと、当時セ・リーグ主催の試合は予告先発がなかったんやけど、試合前のミーティングにスコアラーがいるんよ。『何やっとんのや、グラウンドに行って誰が先発で投げそうか練習を見なアカン』って。パ・リーグは予告先発に慣れていたから新聞の情報を鵜呑みにしてたんよ。そら騙されるで。でも、そんなことも気にしない大らかさと強さがパ・リーグにはあったね。まあ当時の話やけど、そういう違いもあったな」

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