あの岡田彰布氏が指摘。「交流戦はタイガースにとって大チャンスや」
「ホンマに厳しい状況やな」
『超改革』をスローガンに金本知憲新監督のもとスタートを切った阪神だが、ここまでの成績はセ・リーグ3位ながら25勝25敗3分。開幕当初こそ高山俊や横田慎太郎ら若手選手を大胆に起用し、順調な滑り出しを飾ったが、5月に入ると接戦をものにすることができなくなり失速。多くのファンの口からため息がもれた。
指揮官として初めての交流戦に挑む阪神・金本知憲監督
「確かに、開幕当初は高山や横田を使ってチームに躍動感があって面白い野球をしとった。けど、それも経験不足や相手に研究されて長い間はもたなかったな。でもまあ、打線のほうは心配ないと思うで。
最大の問題はピッチャーや。先発は、今年ブレイクした岩貞(祐太)、メッセンジャー、藤浪(晋太郎)、能見(篤史)、最近は横山(雄哉)とかが出てきて枚数は揃っている。なんにせよ、ブルペンよ。キャンプから後ろを投げるピッチャーの駒が足りんと思ってたんやけど、その不安がモロに出ている感じやね」
苦しいブルペン事情。主なセットアッパーは榎田大樹、高橋聡文、高宮和也、安藤優也といった30代を中心とした選手しかいない。さらに5月25日のヤクルト戦ではクローザーとしてマウンドに上がった藤川球児が、26日にはマテオが崩れ、2試合連続でヤクルトにサヨナラ負けを喫している。
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