2016.05.30

あの岡田彰布氏が指摘。「交流戦はタイガースにとって大チャンスや」

  • 石塚隆●文 text by Ishizuka Takashi
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

「ホンマに厳しい状況やな」

 岡田彰布氏は、現在の阪神が置かれている戦況をそう語った。

『超改革』をスローガンに金本知憲新監督のもとスタートを切った阪神だが、ここまでの成績はセ・リーグ3位ながら25勝25敗3分。開幕当初こそ高山俊や横田慎太郎ら若手選手を大胆に起用し、順調な滑り出しを飾ったが、5月に入ると接戦をものにすることができなくなり失速。多くのファンの口からため息がもれた。

指揮官として初めての交流戦に挑む阪神・金本知憲監督

「確かに、開幕当初は高山や横田を使ってチームに躍動感があって面白い野球をしとった。けど、それも経験不足や相手に研究されて長い間はもたなかったな。でもまあ、打線のほうは心配ないと思うで。

 最大の問題はピッチャーや。先発は、今年ブレイクした岩貞(祐太)、メッセンジャー、藤浪(晋太郎)、能見(篤史)、最近は横山(雄哉)とかが出てきて枚数は揃っている。なんにせよ、ブルペンよ。キャンプから後ろを投げるピッチャーの駒が足りんと思ってたんやけど、その不安がモロに出ている感じやね」

 苦しいブルペン事情。主なセットアッパーは榎田大樹、高橋聡文、高宮和也、安藤優也といった30代を中心とした選手しかいない。さらに5月25日のヤクルト戦ではクローザーとしてマウンドに上がった藤川球児が、26日にはマテオが崩れ、2試合連続でヤクルトにサヨナラ負けを喫している。