2016.04.12

新巨人打線の核、ギャレット&クルーズそれぞれの「日本人師匠」

  • 深海正●文 text by Fukami Tadashi
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 自らが長くクリーンアップを務めてきた巨人高橋由伸監督は「中軸が打てば、周りは楽にできる。軸がしっかりと打ってくれれば......」とその存在感、重要度の大きさを口にする。事実、中軸が機能したことで、巨人は順調にシーズンを滑り出した。

 開幕から、その打線の中心を主将の坂本勇人とともに任されているのが、ギャレットとクルーズの加入1年目の両外国人コンビだ。今季の巨人の得点力アップはもちろん、チームの浮沈は、この4、5番にかかっていると言ってもいいだろう。

メジャー通算122本塁打の新外国人・ギャレット

 新外国人で4番を打つギャレットは「自分に期待されているのは打点。チームが勝つために打点を意識している」と役割を理解している。メジャー通算122本塁打を誇り、身長196センチでしかも筋骨隆々。何事にも豪快なイメージがつきまとうが、決してそれだけではない。研究熱心で、内田順三打撃コーチの助言にも素直に耳を傾け、バットを体の内側から出すスイングを徹底し、バッティング練習では常に逆方向を意識している。

 開幕から5カードを終え、4本塁打、11打点と、ここまでは順調に数字を残してきた。日米の野球の違いを感じながらも「しっかりとボールを見て、しっかり自分のスイングをするだけ」とシンプルな考えで、快音を響かせている。

 3月30日のDeNA戦(横浜スタジム)では3試合連続本塁打をマークし、「調子を落とさないように、内田コーチに見てもらいながら、今までやってきた練習を続けたい」と真面目な人柄を表すように謙虚なコメントを残した。