2016.03.04

鉄平の激白「すべてを失った2011年。それでも悔いはない」

  • スポルティーバ●文・写真 text&photo by Sportiva

 昨年、実績のある多くのプレーヤーが戦力外通告を受けた。すぐに現役引退を表明した者もいれば、現役続行にこだわった者もいた。かつてパ・リーグの首位打者に輝いた鉄平も、オリックスから戦力外通告を受けながらも現役続行を表明し、キャンプイン直前まで自主トレをしながら可能性を探っていた。しかし、どこからもオファーがなく引退を決意。15年のプロ野球人生にピリオドを打った。最後まで現役にこだわった理由は何だったのか? そしてこれからの夢は? 鉄平に話を聞いた。

今季から楽天のジュニアコーチに就任した鉄平

―― 昨年10月にオリックスを戦力外になり、その後、現役続行を表明しました。続けようと思ったいちばんの理由は何だったのですか?

「応援してくれる方もたくさんいましたし、まだ体も動いていましたから。自分から折れるにはまだ早いなと。それで自主トレまでやって、その時までにオファーがなければ引退しようと決めました」

―― 独立リーグや社会人野球からのオファーは?

「なかったですし、もしあったとしても断っていたと思います。昨年ケガをして、もう一度、一軍の打席に立ちたいという思いでやってきました。野球を続けようと思えば、他の選択肢もあったと思うのですが、僕にとっては一軍の打席に立つことがモチベーションになっていた部分もあったので、それ以外は考えられなかったですね」

―― 2月1日にプロ野球のキャンプが始まりました。どんな心境でしたか?

「この時期、沖縄にいないのは高校生のとき以来だったので、不思議というか、寂しい気持ちも少しありましたが、新鮮でしたね。さすがに2月1日は『なんでここ(神戸)にいるんだろう』って思いましたけど、時間が解決してくれました」