秋季キャンプで見せた、巨人新体制の「高橋由伸らしさ」 (4ページ目)
投げ終わった投手には、左打者という立場からの見え方や感想を伝えている。これも高橋監督の言う「自分らしさ」のひとつと言える。
この他にも、これまでは練習終盤に入っていた下半身強化メニューをアップ直後に行なうように変えた。練習終盤に行なうと力が入らず、惰性で終わってしまうおそれがある。それを体が元気な練習序盤に行なうことで、しっかり強化することができるというのだ。「打撃も守備も下半身が重要」と語る高橋監督らしいアイデアだった。
40歳の若さで重責を担う高橋監督。練習を終えるとユニフォームからジャージに着替え、球場から宿舎までランニング。そこで新しいアイデアや来季の構想を考えるという。青年監督に託された覇権奪回と強いチーム作りは、すでに走り始めている。
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