ソフトバンク柳田「3330円メニュー」の恐るべき破壊力 (4ページ目)
一抹の不安がよぎる。そもそも、どうやって食べたらいいのかわからない。一応、フォークはついているもののナイフがない。とにかくひたすらかぶりつくことにしたが、食べづらいことこの上ない。口の周りが汚れるのも気にせず食べ続けていると、次第に自分なりの食べ方がわかってくる。まず前歯で肉を削り取り、それを下あごで受け止める。そうして、かぶりつきやすい形状を作り出し、大口を開けてバクッと食べる。以下、その繰り返しだ。
ギータのトリプルスリーバーガー(左)と完食の証拠(右)
途中、無性にサラダが食べたくなった。身体は正直なものだ。全身で緑黄色野菜を欲しているのが自分でもよくわかった。こうして、肉の塊と格闘すること26分。ついに完食。食べ終えてすぐに、僕は確信した。
(絶対に、当のギータはこのトリプルスリーバーガーを完食していない!)
その後、日本シリーズ初戦でエビ天9本入りの「ギータのトリプルスリーエビ天」(3330円)を完食。翌第2戦では全長30センチの串(豚・牛・鶏)と串カツ3本がセットになった「ギータのトリプルスリー串」(3330円)を完食。全3種を1人で食べつくした僕もまた、ギータ、山田に続くもう一人のトリプルスリー達成者だ! 合計9990円かけてつかんだ真実。
「何事も適量が一番……」
ギータのトリプルスリーエビ天も完食!!
ギータのトリプルスリー串も制覇!
ポストシーズン「選手プロデュースグルメ」対決。そのインパクト、そして破壊力……。ソフトバンクの圧勝だった。ヤクルトファンとして本当に悔しい。腹も苦しい。
12球団ファンクラブ評論家Ⓡ 長谷川晶一氏 の記事一覧はこちら>
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