ソフトバンク柳田「3330円メニュー」の恐るべき破壊力
ソフトバンク対ヤクルト「ファンサービス日本シリーズ」後編
パ・リーグ代表・福岡ソフトバンクホークス、セ・リーグ代表・東京ヤクルトスワローズによるファンサービス頂上決戦――第2ラウンドは「優勝記念限定グルメ」対決だ。長年のヤクルトファンであり、同時に12球団ファンクラブ評論家Ⓡでもある僕は、ポストシーズンが始まるとともにヤフオクドームで2試合、神宮球場で2試合、CSを観戦。さらに日本シリーズも福岡で2試合、東京で3試合を観戦した。ポストシーズン計9試合、徹底的に「選手プロデュースメニュー」を食べ続け、飲み続けた。その成果を発表したい。
<東京ヤクルトスワローズ>
リーグ優勝を決めると同時にソフトバンクもヤクルトも「優勝記念限定グルメ」を発表。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ、日本シリーズでの販売を開始した。ヤクルトの主力商品は「打点王 畠山和洋 牛サーロイン弁当」(1500円)だ。パッケージには投手をにらみつける精悍な畠山と肉厚のステーキが並んでいる。表面はほんのりと焼け、中身は赤いままのおいしそうなレアステーキだ。
食欲が湧いてくるパッケージ写真!
期待に胸を膨らませて、丁寧にふたを取る。その瞬間、「ガビーン!」という驚きの音が実際に聞こえた気がした。幻聴ではない。確かに聞こえた。パッケージ写真の肉厚の牛サーロインとは似ても似つかぬ肉が白米の上に並んでいるのだ。「何かの間違いではないのか?」と箸でつまんでみる。......そう、まさに「つまむ」という表現が適切な薄さ。パッケージではフォークに突き刺さっているのに、現物は楊枝で突き刺せる厚みだ。
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