2015.06.15

今や貴重な選手の供給源。高まる独立リーグの存在価値

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 現在、日本にはNPB(日本プロ野球機構)の他に、2005年に設立された四国アイランドリーグplus(現在4球団)と、2006年に設立されたルートインBCリーグ(現在8球団)がプロリーグとして存在している。

2012年にパ・リーグ首位打者となった独立リーグ出身のロッテ・角中勝也

 今シーズン、この独立リーグがにぎやかなことになっている。ロッテで活躍した「名助っ人」フリオ・フランコがBCリーグの石川ミリオンスターズに、近鉄や巨人などNPB通算464本塁打を放ったタフィ・ローズも同リーグの富山GRNサンダーバーズに指導者兼選手として現役復帰を果たした。また、昨年ヤクルトを退団した岩村明憲は監督兼選手としてBCリーグの新球団・福島ホープスに入団し、アメリカから帰国した藤川球児は四国アイランドリーグの高知ファイティングドッグス入りを表明した。

 一方、BCリーグに所属していたフランシスコ・カラバイヨはオリックスと契約を果たし、ミッチ・デニングは緊急補強としてヤクルトに途中入団。ともに期待以上の活躍を見せている。

 独立リーグの現状について、デニングが語る。デニングは2013年から新潟アルビレックスBCでプレイしていた。

「独立リーグのほとんどの選手が、自分もそうだったように、いつかNPBでプレイしたと思って、練習に励んでいます。逆に、NPBを自由契約となり、野球を続ける環境を失った選手が独立リーグでプレイするようになった。それらの要因が重なり、今こうして選手が行き来できているんだと思います」