日本語猛勉強中の日本ハム・クロッタを襲った悲劇
外国人だってツライよ!~生活編
3月23日配信の記事(開幕直前。外国人投手たちの嘆き「日本のマウンドは××だ」)で、外国人投手たちに日本でプレイする苦労について語ってもらったが、彼らが戦っているのはグラウンドだけではない。日本の生活や文化に触れ、慣れないながらも懸命に馴染もうとしているのだ。彼らは日本での生活をどのように受け止め、何を感じているのだろうか。日本でプレイする外国人選手の声を集めてみた。
昨シーズン61試合に登板して30ホールドをマークした日本ハムのクロッタ
マイケル・クロッタ(日本ハム/来日2年目/アメリカ出身)
「日本に来て困ったことは、やっぱり日本語かな。来日前に、ある程度の会話が成り立つくらい勉強したんだけど、全く通じなくてね。日本語は、英語とは文字が完全に違うし言葉の感じも全く違いますからね。やっぱり、年月を重ねないと言葉は身につかないものなんですね。今、コツコツ勉強している最中なので、いつか取材も日本語で答えたいです」
―― 言葉が通じなくて、困ったことはありますか。
「僕の大好物はギュードン(牛丼)なんだけど、ある時、レストランで『ギュードンをお願いします』と日本語で注文したら、スパゲッティが出てきた。仕方なく食べたけどね(笑)。あの時は悲しかったね」
―― アメリカ食が恋しくなったりしませんか。
「来日した時に、日本人と同じ食事をするんだと決めたんです。実際、最初の頃は頑張ったんだけど、9月ぐらいにアメリカのチキンサンドウィッチとかを食べたくなりました(笑)」
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