開幕直前。外国人投手たちの嘆き「日本のマウンドは××だ」 (5ページ目)
―― ボールについてですが、「ベタつく」とか「滑る」というのは微妙な違いなのですか?
「プロの選手でなくても、触ればわかると思います。人間でいえば、おじいちゃんの肌と、赤ちゃんの肌の違いがあります」
―― ロサ投手(ロッテ)は、「日本は新品のボールばかり使う」と言っていました。
「ちょっと土がついていたり、傷がついていたりする方が変化しますからね(笑)。日本のピッチャーもちょっと土がついているボールの方が投げやすいと思いますよ。僕も現役時代はそうでしたし、何人もの投手から聞いたことがあります。だから、ボールの交換は自分で決めたいと思っているピッチャーがほとんどだと思います。日本人のキャッチャーは気を使いすぎですね(笑)」
外国人投手たちは、これまでと大きく違う環境と向き合い、マウンドに立っている。新たな環境に慣れる難しさは、日本人メジャーだけでない。そのことを忘れずに、彼らのピッチングを見ていきたいと強く思うのだった。
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