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開幕直前。外国人投手たちの嘆き「日本のマウンドは××だ」 (2ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

―― マウンドについてはどう感じていますか?

「日本のマウンドは柔らかくて、角度がないです。そこにアジャストするのに苦労しました。でも、日本の球場の中でもマウンドの硬い球場はあります。札幌ドームとナゴヤドームがまさにそれで、このふたつの球場は自分にとって非常に投げやすい球場です。あと、日本のピッチャーはしっかり踏み込むので、マウンドに穴ができる。これがすごく嫌で、その穴を踏まないことばかり考えていました。今は少しずつ慣れてきたので、そのために何かを変えることはしていません」

―― ボールやマウンドのことで、日本に来る外国人投手にアドバイスをするとすれば?

「日本の野球に慣れること。それが一番! 文句をつけたところで、ボールやマウンドが変わるわけではありません。『アメリカと違う!』と言っても仕方のないことで、日本に来た以上、日本の野球を学んで、アジャストしていくことが大切だと思います」

デニス・サファテ(ソフトバンク/来日5年目)

「ボールよりもマウンドの違いをすごく感じました。そのマウンドにしても、球場によって全然違う。メジャーは結構、統一されているんですよ。具体的な違いは、角度と高さと柔らかさ。ただ、札幌ドームはメジャーに近いですね。マウンドが他の球場に比べて硬く、穴が掘れづらい。マツダスタジアムや地方球場は、マウンドが柔らかく、僕はリリーフですが、登板する時にはもう大きな穴ができています。最初は相当苦労しました」

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