2015.01.29

パ・リーグ6球団、キャンプの見どころ満載はこのチーム

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

今年のキャンプはここを見ろ!(パ・リーグ編) 

 2月1日にプロ野球12球団のキャンプがスタートする。今シーズンは黒田博樹(広島)や松坂大輔(ソフトバンク)の日本球界復帰もあり、例年以上に大きな盛り上がりを見せそうだ。そこで、キャンプインを前にそれぞれのチームの見どころを紹介。まずはパ・リーグから。

2年目の躍進に自信をのぞかせる楽天・松井裕樹

ソフトバンク(熱男)
※( )は2015年のチームスローガン(以下同)

 工藤公康新監督、9年ぶり日本球界復帰となった松坂大輔と、キャンプ初日から多くの人で賑わいそうだ。

 何といっても注目は松坂だ。日米通算164勝を挙げているとはいえ、ここ3年間で挙げた白星はわずか7つ。打者を力でねじ伏せ、”平成の怪物”と呼ばれた面影はない。それでも「松坂復活」に大きな期待を寄せる関係者、ファンは多く、何より一番期待しているのは松坂自身かもしれない。そんな松坂の復活を後押しすべく、今季ソフトバンクには佐藤義則、吉井理人のふたりの投手コーチが加わった。佐藤コーチはダルビッシュ有、田中将大ら、多くの投手を育てた手腕は折り紙つき。吉井コーチは松坂と同じく、現役時代はメジャーから日本球界に復帰した経験を持つだけに松坂の良き理解者となるだろう。怪物復活に向けどのようなプランを描いているのか、その指導力にも期待したい。

 そしてソフトバンクのキャンプでぜひ見てほしいのが、全体練習後に行なわれるロングティー。かつては小久保裕紀や城島健司らも行なっていたホークス伝統のメニューだ。ここで柳田悠岐の飛距離に見とれるもよし、内川聖一や長谷川勇也のハイレベルな技術を堪能するものいいだろう。

オリックス(輝氣2015~輝こう、一緒に~)

 昨シーズン、あと一歩のところで優勝を逃したオリックスの今年のスローガンは『輝氣(かがやき)2015~輝こう、一緒に~』。その雪辱を果たすべく、球団史上最大の補強を行なった。

 DeNAを退団したブランコ(日本球界6年間で通算169本塁打、505打点)を2年5億円で獲得すると、広島退団のバリントン(日本球界4年間で通算40勝)とは1年1億5000万円で契約。また、日本ハムからFAした小谷野栄一(打点王1回、ゴールデングラブ賞3回)を3年3億円、アメリカ帰りの中島裕之(西武時代に最多安打1回、最高出塁率2回)を阪神との争奪戦の末に3年12億円で獲得してみせた。そして何より大きかったのが、FA宣言をしたエース金子千尋の引き留めに成功したことだろう。

 昨年の悔しさを知るメンバーと新たに加わった選手たちがどのように融合し、どんな化学反応を見せるのか。今年からキャンプ地を宮古島から宮崎に移したオリックス。投打とも豪華な顔ぶれが並ぶ宮崎キャンプ1年目は初日から熱を帯びそうだ。