目指すは2020年。侍ジャパン21Uが示した日本球界の未来
日本で日米野球が開催されていた頃、台湾では国際野球連盟(IBFA)主催の第1回21Uワールドカップが行なわれていた。この記念すべき第1回大会に若き侍ジャパンのメンバーも参加した。選ばれた24人は以下の通り。
21Uワールドカップで22打数11安打、打率.500で首位打者を獲得した鈴木誠也
投手=中村勝(日本ハム/22歳)、戸田隆矢(広島/21歳)、森雄大(楽天/20歳)、野村亮介(三菱日立パワーシステムズ横浜/21歳)、田口麗斗(巨人/19歳)、上沢直之(日本ハム/20歳)、山岡泰輔(東京ガス/19歳)、桜井俊貴(立命館大/21歳)、横山雄哉(新日鐵住金鹿島/20歳)、熊原健人(仙台大/21歳)、平良拳太郎(巨人/19歳)
捕手=近藤健介(日本ハム/21歳)、高城俊人(横浜DeNA/21歳)、若月健矢(オリックス/19歳)
内野手=牧原大成(ソフトバンク/22歳)、三好匠(楽天/21歳)、北條史也(阪神/20歳)、辻東倫(巨人/20歳)、柴田竜拓(國學院大/20歳)
外野手=鈴木誠也(広島/20歳)、武田健吾(オリックス/20歳)、榎本葵(楽天/22歳)、笹川晃平(東洋大/20歳)、畦上翔(法政大/21歳)
※中村勝、牧原大成、榎本葵の3人はオーバーエイジ枠での出場
日本は1次ラウンドでオーストラリア、ベネズエラ、オランダ、ニカラグアを下し、4戦全勝で2次ラウンドに進出。2次ラウンドでも韓国、台湾、チェコに勝利するなど、7戦無敗で決勝に進出した。
しかし、決勝では地元・台湾に0-9と完敗。来シーズンから西武でプレイする152キロ右腕・郭俊麟(カク・シュンリン)に7回を無失点に抑えられるなど、好調だった打線が沈黙した。侍ジャパン21Uの指揮を執った平田勝男監督は「負けたのは監督の差が出た。選手たちはこの悔しさを忘れず、いい経験にして侍ジャパンのトップチームに入ってほしい」と語った。
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