悩める巨人・坂本勇人が語った「野球の怖さ」 (3ページ目)
19歳の時からレギュラーとして一軍の試合に出場し、多くの経験を積んできた。だからこそ、「これまで積み重ねてきた経験を無駄にしたくない」と坂本は言う。その一方で、かつてのように恐れることなくバットを振っていたあの時に戻りたい自分もいる。
「ヒットを打った時の歓声がなかったら、たぶん、ここまで自分を追い込んでトレーニングすることはできなかったと思います。やっぱり、ヒットを打つことにこだわっていきたいです。フォアボールを選ぶのはあまり得意ではないので……それは自分でもわかっています」
経験を武器にスケールアップを目指すのか、それとも原点回帰か。今、坂本は岐路に立たされている。悩める8年目のパフォーマンスは、今後の彼の野球人生を大きく左右するかもしれない。
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