2014.01.29

谷繁元信が語る「選手を引退するときの基準」

  • キビタキビオ●構成 text by Kibita Kibio
  • 五十嵐和博●写真 photo by Igarashi Kazuhiro

谷繁元信×野村弘樹 対談(3)

横浜時代にバッテリーを組んでいた野村弘樹氏(左)は、谷繁元信選手兼監督に全試合出場してほしいとエールを送った。 撮影協力/ぐらすうっど(横浜市青葉区)

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── 谷繁さんに選手としてお話をうかがいたいと思います。監督との両立で選手としての練習時間が今までのようにとれない可能性があります。そのあたりはどうお考えですか?

谷繁 キャンプに入ってみないとわからないですけど、現時点では、すべての練習に参加するつもりです。チーム全体の練習が終わって、個人練習に入った時に監督としてチームを見るつもりでいます。

野村 これまでは、みっちり練習していたよね?

谷繁 やっていました。でも、僕らが大洋(ホエールズ/横浜DeNAベイスターズの前身)に入った頃は、30歳以上の選手は昼過ぎに上がっていましたよね。これがベテランかぁと思って。

野村 僕らがようやくピッチングを始めようかという時に、みんな帰っていたからね(笑)。当時は、「いいなぁ、オレも早くベテランになりたい」って思ったよね。

谷繁 僕も当時は思いましたけど……中日に来て、落合(博満)さんが監督になってから、まったくそんなことはなくなりました。フルですよ。やらなければ自分が落ちて、人に勝てなくなるだけだと思っていますから。とにかく練習しましたね。

野村 ただ、自分の練習をしていたら、他の選手を見るのが難しくならない?

谷繁 でも、普通に練習していれば、ある程度は見られますよ。アップや連携プレイは一緒にやるし、ブルペンに行けばピッチャーのボールを受けられる。投手、野手とも見られますよ。

野村 キャッチャーならではだよね。同じ時間帯に別の場所で行なわれるメニューは、日によって変えればいいだけだしね。

谷繁 そうなんです。投内連携とピッチング練習は時間帯が重なることが多いから、その時にどうするか考えなくてはいけないですけどね。