2014.01.30

谷繁元信が思い描く「選手兼監督ならではの2014年の戦い方」

  • キビタキビオ●構成 text by Kibita Kibio
  • 五十嵐和博●写真 photo by Igarashi Kazuhiro

かつてチームメイトの野村弘樹氏に今季の戦いについて熱く語る谷繁元信選手兼監督。 撮影協力/ぐらすうっど(横浜市青葉区)

谷繁元信×野村弘樹 対談(4)

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── 谷繁さんが抱く理想の監督像というのはありますか?

谷繁 一応あります。格好良く言うと、”すべての力を持っている人”です。コミュニケーション力とか決断力、判断力、周りを見る力……すべてですね。

野村 横浜にいた時も含めて、これまでたくさんの監督の下でプレイしてきたから、これまで感じてきたことがすごく参考になるよね。

谷繁 なりますね。僕、11人の監督とやっているんですよ。だから、こうしたら勝つ確率が高い、こうしたら負ける……というのは、選手としてですけど見てきましたから。やはり、負ける確率の高いことはしたくないですよね。

野村 長年、一緒にプレイしてきた選手は大丈夫だと思うけど、若い選手ともコミュニケーションをとりながらキチッと言いたいことを言えそう?

谷繁 言えると思います。昔は一方的に言っていた時もありましたが、歳をとるごとに若い選手の話も聞きながら話すようになりましたね。あと、強くは言うけれども、あとでしっかりフォローするとか、いろいろなことをやっています。

野村 選手兼任だと、やりやすい部分と、逆にやりづらい部分が出てくるんじゃないかな。キャッチャーだから、守っている時は一応全部見ることができる。たとえば、守備のシフトなどは自分で判断してサインを出せるからやりやすい。でも、ピッチャーの交代の準備などはなかなか難しいんじゃないかな。そのあたりはどう考えている?

谷繁 投手交代のタイミングについては、これまでも自分なりに感じるところはありました。「ここで代えたほうがいいんじゃないかな」とか、「まだまだいける」とか。だから、自分が試合で感じていた感覚を、何かの合図でベンチに伝えていかなきゃいけないと思います。あと、試合前にしっかりゲームプランは立てていきます。森(繁和)ヘッドコーチとは以前も一緒にやっていましたし、「オレはこう思っているけどどうする?」と聞かれたこともありましたから。前もって話をしておけば、慌てることはないと思います。