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【MLB】岡本和真がブルージェイズのムードメーカーに「ファンもチームメイトも彼が大好きだ」と指揮官も称賛 (2ページ目)

  • 杉浦大介●取材・文 text by Daisuke Sugiura

【チーム内で岡本Tシャツが大人気】

 シカゴ・ホワイトソックスの主砲の座を確立した村上宗隆も本塁打を量産しているが、最近では交互にそれぞれのファンを沸かせている印象がある。

「ムネ(村上)のほうがすごい打つんで、僕もちょっとでも頑張れるように、打てるように頑張りたいと思います」

 謙虚な岡本はそう話したが、1年目から活躍するふたりはア・リーグ新人王候補のライバルになる可能性もある。それと同時に、岡本、村上が開幕前の予想を上回る数字を残してきたことで、日本人野手の評価を引き上げることにもなっただろう。

 充実した1年目を過ごすなかで、冒頭のスプリンガーとのエピソードからもわかるとおり、岡本はチームのムードメーカー的な存在にもなっている印象がある。

 7月20日、岡本Tシャツがファンに配られた本拠地でのタンパベイ・レイズ戦でのこと。この日の試合前、ゲレロJr.、アーニー・クレメント、スプリンガーといった多くのチームメイトがこのシャツを着用して練習をこなした。

岡本Tシャツを着る、ブルージェイズのブランドン・バレンズエラ photo by Daisuke Sugiura岡本Tシャツを着る、ブルージェイズのブランドン・バレンズエラ photo by Daisuke Sugiuraこの記事に関連する写真を見る

 今季のオールスターに出場した看板選手のクレメントは、「気に入っているよ!」と笑顔。チームメイト、スタッフの9割くらいが岡本Tシャツを着ている姿からも、その愛されぶりが伝わってくるようだった。

 27日のナショナルズ戦で岡本がメジャー初盗塁を決めた際も、ブルージェイズのベンチは大喜びだった。翌日のゲームでは、岡本が一塁にいる際にベンチのミスで盗塁サインが出てしまい、決して俊足とはいえない背番号7は二塁憤死。だが、試合は勝利したこともあって、ジョン・シュナイダー監督は岡本の連日の走塁パフォーマンスに笑顔を抑えきれなかった。

「ちょっとしたコミュニケーションミス。カズ(岡本)にグリーンライト(自由にスタートを切る権限)を与えているわけじゃない(笑)。まだ盗塁はひとつだからね。一気に増やすんじゃなくて、段階を踏んでやっていこうという感じだ(笑)」

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