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【MLB】WBC準々決勝敗退の陰で... メジャースカウトが語る侍ジャパン戦士のリアル評価「大谷翔平は例外中の例外」 (2ページ目)

  • 木村公一●文 text by Kimura Koichi

【日本人野手にパワーは求めていない⁉︎】

── 次に野手について聞きたいのですが、投手とは評価が違いますか。

 野手の場合、球団によって評価基準がまったく違ってきます。今季から村上宗隆(ホワイトソックス)と岡本和真(ブルージェイズ)がメジャーでプレーしますが、「日本人選手にパワーを求めなくてもいいんじゃないか」という考えもあります。パワーだけなら、ドミニカやベネズエラにいくらでも候補がいると。

 それより、走攻守揃った中距離打者や、イチローさんのようなタイプがいいのではないか、と。日本でいくらホームランを量産しても、メジャーでは中距離打者に落ち着くことが多いというのもあります。大谷翔平については、ほんと例外中の例外ですから(笑)。

── 村上選手と岡本選手に関しても、チームによって評価が分かれたのですか。

 スカウトの間でも、意見が分かれましたね。村上を推すスカウトもいれば、岡本を推す人もいる。個人的には、岡本を評価していました。守備力を含めた総合力、打率を残せる安定感、そしてインハイや変化球への対応力。村上は内角攻めに苦労するイメージがあるのですが、岡本にはそれがない。トロントのような優勝を狙える環境に身を置けることは、すごく賢い選択だったと思います。

── ほかの野手についてはどうでしょうか。

 なかでも佐藤輝明(阪神)は、数少ない候補者のひとりですが、投手ほどの確信は持てないというのが本音です。同じく森下翔太(阪神)も魅力的な選手ですが、メジャー移籍の議論になるのは、もう少しあとになるという位置づけですね。

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