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【WBC2026】母国・ベネズエラ代表は侍ジャパンにどう挑むか 在米ベテラン記者が指摘する「打倒・日本」へのカギとは (2ページ目)

  • 杉浦大介●取材・文 text by Daisuke Sugiura

【勝負どころでは監督の采配も重要なポイントに】

母国ベネズエラ代表を分析してくれたモンテス記者 photo by Daisuke Sugiura母国ベネズエラ代表を分析してくれたモンテス記者 photo by Daisuke Sugiura 今大会のベネズエラが目標にしているのは優勝だし、そのための戦力は十分に整っていると思っている。優勝できるだけの力を持ったチームだ。もちろん、ドミニカ共和国、日本、アメリカほど強力なロースターとは言えないかもしれないが、それでも準々決勝で日本に勝っても私は驚かない。日本戦は非常に難しい試合になるだろうけど、ベネズエラはベストピッチャーの左腕ランヘル・スアレス(レッドソックス)をマウンドに送りこむことができる。あとは何が起こるか見てみないといけない。

 日本戦が接戦のまま中盤以降にもつれ込んだとして、監督の采配、つまり意思決定は非常に重要な要素になると見ている。ドミニカ共和国戦後、実はロペス監督の采配がかなり議論になった。特に打線の起用法だ。エウヘニオ・スアレスをベンチに置いていたから、いいスイングができていなかったサルビー(サルバドール・ペレス)の代打としてどこかの場面で起用することもできた。ただ、ロペス監督はそうしなかった。その采配が間違っていたというつもりはないが、日本戦でも首脳陣の最善の判断と、それを実行する力、その両方がベネズエラにとってのカギになると思う。

 大谷翔平対策も大切になり、打撃コーチを務めるミゲール・カブレラが「翔平は4打席連続で歩かせる」と言ったのは私も知っている。実際に勝負を避けるべき場面があればそうするだろうけれど、ミゲールがそこまで本気で言ったわけじゃないと思う。そうであることを願っている(笑)。

 とにかく日本対ベネズエラ戦はいいゲームになるだろうし、私も本当に楽しみにしているよ。

著者プロフィール

  • 杉浦大介

    杉浦大介 (すぎうら・だいすけ)

    すぎうら・だいすけ 東京都生まれ。高校球児からアマチュアボクサーを経て大学卒業と同時に渡米。ニューヨークでフリーライターになる。現在はNBA、MLB、NFL、ボクシングなどを中心に精力的に取材活動を行なう

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