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ダルビッシュは三振を奪いまくって、
今シーズン「鉄腕超え」なるか (4ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO


 シアトル・マリナーズの平野佳寿投手は2018年、メジャーデビューしたアリゾナ・ダイヤモンドバックスで日本人最多記録を塗り替えるシーズン75試合登板を達成。2019年は8月中旬に右ひじの炎症で負傷者リスト入りしながらも、2年連続で60試合以上の登板をマークしました。

 新天地シアトルに移籍した今季は中継ぎ、もしくはクローザーとして期待されています。本来ならマリナーズの大先輩である「大魔神」佐々木主浩、大塚晶文、岡島秀樹に次ぐ日本人4人目の「デビューから3年連続60試合登板」を視野に入れていましたが、短縮シーズンでは達成不可能でしょう。

 一方、打者ではロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手。2018年のメジャーデビューから2年連続で「15本塁打&10盗塁以上」をマークし、シカゴ・ホワイトソックスの井口資仁選手(2005年、2006年)以来、日本人ふたり目の快挙を成し遂げました。

 今季は前人未到の3年連続を期待されていたのですが、60〜70試合ほどで達成するには「40本塁打&30盗塁」くらいのペースで量産しないと「15本塁打&10盗塁以上」には届きません。今季は2年ぶりに二刀流として復帰する予定なので、さすがに今季は厳しい数値だと思います。

 しかし大谷選手には、2年連続サイクルヒット達成の可能性があります。1908年以降、メジャーリーグでサイクルヒットを複数回達成した選手は計27人います。そのうち、2年連続で記録達成したのは、殿堂入りしているジョージ・シスラー(1920年、1921年)ら4人しかいません。

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