メジャー6月開幕説を検証。過去の延期事例からワールドシリーズは? (2ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO


 いずれにせよ、開幕延期の長期化は確実となってしまいました。

 そこで問題となるのが、レギュラーシーズンの試合数です。メジャーリーグとしては例年どおり各チーム162試合を行ないたい考えのようですが、はたしてどうなるでしょうか。

 最初の開幕延期が発表された時、ボストン・レッドソックスのサム・ケネディ球団社長は、状況が流動的としながらも「日程はすべて繰り下げになる」と話していました。

 今季の日程は、本来なら3月26日に開幕し、9月27日にレギュラーシーズンが終了。そして、9月29日から約1カ月間にわたってポストシーズンが行なわれる予定でした。その日程を短縮せずに繰り下げたスケジュールで実行するならば、ワールドシリーズは11月か、状況によっては12月までずれ込むことになってしまいます。

 メジャーリーグの開幕が延期になったことは、これまで過去3回あります。いずれも、オーナー側と選手会による労使紛争が原因でした。

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