2017.09.07

青木宣親の来季はメッツ残留か?
ヤクルトか? ここが勝負の1カ月

  • 杉浦大介●文 text by Sugiura Daisuke
  • photo by Getty Images

「もう2日経っているからか、気持ちはもうメッツの選手になっています。切り替えは早いですね。最近は、どこのチームにいるか自分でも忘れそうなくらい、(所属先が)目まぐるしく変わっていますから」

 9月4日、フィリーズ戦で"今季3度目の本拠地デビュー"を終えたメッツの青木宣親は、笑顔でそう話した。

加入したばかりのメッツで先発出場を続ける青木 渡米以降の6年間で合計7チーム、2017年だけで3チームを渡り歩き、筋金入りの"ジャーニーマン"となった青木。今回の新天地・ニューヨークにも素早く適応し、チームメートやファンにも好印象を残している。9月4日の試合では、第2打席にレフト線への2塁打を放ち、メッツの一員としてニューヨークでの初安打をマーク。移籍後の4試合で17打数6安打と好スタートを切った。

 しかし、青木にメッツの印象を聞くと、少し残念そうな表情に変わった。

「個人的には勝ちたいと思っているけど、(チームは)そういう位置づけにはない。若い選手が多く、(それぞれが)結果を出そうとしている感じです」

 確かに、今季のメッツは下位に低迷し、現在は消化試合をこなす毎日。1年ごとが勝負のベテランとしては物足りない部分もあるのだろう。一方で、今季はプレー時間に恵まれてこなかった青木にとって、外野陣が駒不足のチームはやりがいのある環境でもあるはずだ。