元巨人のエドガーWBCメキシコ監督「レアードたちに期待している」 (3ページ目)

  • 杉浦透●文 text by Sugiura Toru
  • photo by Kyodo News

―― メキシコがピンチの時に、「代打、俺」で登場する可能性は?

「残念ながらそれはないね(笑)。僕も今年で39歳だし、今のチームには強打者ばかりを集めているから、その必要はないよ。ただ、バントだったら僕の方がうまいかもしれないけど」

――ライバルでもある侍ジャパンへ、エールをお願いします。

「今回、初参加となる選手も多いけど、あまりプレッシャーを感じずに楽しんでほしい。日の丸を背負う責任感や、活躍してMLBのスカウトに認められたいと気負う選手もいるかもしれないけど、こういう大会に参加できるチャンスはなかなか訪れないからね。子どもたちがリトルリーグの世界大会に出場するように楽しめば、自然と結果はついてくると思う。リラックスさえしていれば、日本の選手はすでに世界レベルだし、いいプレーができることは間違いないよ。

 それと、WBCでは対戦相手の外国人選手と積極的にコミュニケーションをとってほしいね。日本人はちょっとシャイだから。実際は、日本人選手と話したいと思っている外国人選手がたくさんいるんだ」


――ところで、将来、日本のプロ野球でコーチや監督として復帰したい気持ちはありますか?

「チャンスをもらえるなら、ぜひお願いしたい。日本の選手は向上心が高く、コーチ・監督に対する敬意があり、アドバイスをちゃんと聞く。これ以上教えがいのある選手はいないよ。それに、僕の家族は日本食が大好きで、日本が恋しいみたいなんだ(笑)。それも日本に戻りたい、大きな理由のひとつだね」

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