2013.12.06

人気第1位外野手のヤンキース入団で、イチローはどうなる?

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu photo by AFLO

 2013年も残り1ヵ月を切り、ようやくFA市場が活発になってきました。特に野手陣のFA選手が、徐々に動きを見せております。そんな中、ボストン・レッドソックスからFAとなった外野手のジャコビー・エルズベリー(30歳)が、ニューヨーク・ヤンキースと7年総額1億5300万ドル(約156億2000万円)で合意したと報じられました。今オフ、FA外野手でナンバー1の評価を受けていたエルズベリーの移籍先がほぼ決まったことで、FA選手を含めた他の外野手の動向に注目が集まっています。

来シーズンもイチローはピンストライプのユニフォームを着ているのだろうか? まず、今オフのFA市場でエルズベリーの次に高く評価されている外野手は、韓国出身の秋信守(31歳/前シンシナティ・レッズ)です。2013年シーズンの秋は出塁率.423、107得点をマークし、ともに1番バッターとしてメジャートップの数字を残しました。また、ホームランを21本放ち、さらに20盗塁を決めるなど、パワーとスピードを高いレベルで兼ね備えた外野手だということを証明しました。今オフの新しい契約では、総額1億ドルプレイヤーになるだろうと言われています。

 外野手部門で、エルズベリー、秋に続いて3番目に高く評価されているのは、近年、セントルルイス・カージナルスの主力打者として活躍していたカルロス・ベルトラン(36歳)です。2013年シーズンはリーグ優勝に大きく貢献し、ポストシーズンでも勝負強さを発揮しました。来年4月で37歳になりますが、過去2年間の平均打撃成績は、打率.282・28本塁打・90.5打点と、打力はいまだ健在。強打のスイッチヒッターという点も、各球団から高い人気を集めている要因です。

 そして、4番目の評価を受けている外野手は、テキサス・レンジャーズからFAとなったネルソン・クルーズ(33歳)です。2013年シーズンは薬物規定違反で、わずか477打席しか立っていないにもかかわらず、27本塁打をマークしました。今オフのFA市場において、ナンバー1のパワーヒッターと言えるでしょう。ただ、クルーズには禁止薬物を購入したという過去があります。はたして、来シーズンも以前と変わらぬパワーを発揮することができるのか、疑問符が付けられているのは否めません。