2013.10.03

田口壮・吉井理人・与田剛が斬る、MLBプレイオフの行方

  • 島村誠也、スポルティーバ●構成 text by Shimamura Seiya、Sportiva
  • photo by Getty Images

 ワイルドカード同士の戦いが終わり、ディビジョン・シリーズ進出の8チームが決まった。組み合わせは以下の通り。

《ナ・リーグ ディビジョン・シリーズ》
■ロサンゼルス・ドジャース(西地区優勝)
VS アトランタ・ブレーブス(東地区優勝)

■セントルイス・カージナルス(中地区優勝)
VS ピッツバーグ・パイレーツ(ワイルドカード1位)

《ア・リーグ ディビジョン・シリーズ》
■デトロイト・タイガース(中地区優勝)
VS オークランド・アスレチックス(西地区優勝)

■ボストン・レッドソックス(東地区優勝)
VS タンパベイ・レイズ(ワイルドカード2位)

 この中で、ワールドシリーズに進出するチームはどこなのか。メジャー事情に詳しい田口壮氏、吉井理人氏、与田剛氏の3氏に、2013年のMLBプレイオフを予想してもらった。

レッズを下し、21年ぶりにディビジョン・シリーズ進出を果たしたパイレーツ

◎田口壮氏「タイガース世界一のカギは、バーランダーの抑え」

 8チームの顔ぶれを見ると、どのチームも先発は揃っていますが、抑えに不安のあるチームが多い。ナ・リーグでは、カージナルスのエドワード・ムヒカ(2勝1敗37セーブ)が使えなくなり、ドジャースは「抑えは誰だった?」というような状況です。パイレーツもジェイソン・グリーリ(0勝2敗33セーブ)がなんとか間に合いましたが、まだ万全とはいえない。経験上、ポストシーズンの最後3つのアウトを取ることほど大変なものはありません。精神的にタフじゃないとプレッシャーに潰されます。しかも、地区シリーズ、チャンピオンシップ、ワールドシリーズと段階を踏んでいかなければならない。そういったことを考えると、今季4勝3敗50セーブを挙げたクレイグ・キンブレルのいるブレーブスなのかなと思いますが……。

 ただ、僕の中ではブレーブスはポストシーズンに弱いイメージがあるんですよね。1991年から圧倒的な強さで14年連続地区優勝を果たしましたが、ワールドチャンピオンになったのは、1995年の一度だけ。昨年もワイルドカードで敗退しましよね。そういう雰囲気って選手に伝染しちゃうものなんです。キンブレルという抑えがいるとはいえ、まだ不安がある。