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【夏の甲子園2026】「優勝は横浜じゃない」 波乱必至の組み合わせで識者5人が選んだ優勝校はここだ! (3ページ目)

元永知宏氏(ライター)

優勝予想:沖縄尚学

 夏の甲子園を勝ち抜くために必要なのは、エース級の投手を複数揃えていること、DH制を効果的に使うこと、日替わりヒーローが生まれること。

 49代表校の戦力を比較すれば、大本命に挙げられるのは横浜(神奈川)だろう。157キロのストレートを投げる織田翔希はこれまで甲子園大会で10試合に登板して6勝1敗、防御率1.50。彼以外にもマウンドを任せられる投手が複数いるし、野手陣は勝負強く、攻守にスキがない。

 しかし、1回戦で対戦する沖縄尚学も主力選手の経験値では引けを取らない。2年生エースとして昨夏、チームを日本一に導いた末吉良丞と、沖縄大会で背番号1を背負った新垣有絃がいる。事実上の決勝戦と呼ばれるこのカードを制したチームが日本一に最も近づくことになる。

 関東一(東東京)と英明(香川)の一戦にも注目したい。春の選抜でベスト8に進出した英明はサウスポーの冨岡琥希、内野手も兼ねる松本倫史朗の2枚看板を擁する。センバツ準々決勝で大阪桐蔭に3対4で惜敗したものの、1番打者の池田隼人、強肩捕手の4番・高田斗稀など、日本一を狙えるだけの戦力を備えている。

 2024年の準優勝校である関東一も優勝候補に挙げられる。東東京大会では圧倒的な強さを見せ(全6試合で72得点、6失点)、3連覇を果たした。不安な点を挙げるとすれば、僅差のゲームを経験していないこと。対照的に、香川大会決勝で難敵の高松商業に競り勝った英明がこの試合に勝利すれば勢いに乗るはずだ。

 また今大会は、花巻東(岩手)の萬谷堅心、花咲徳栄(埼玉)の黒川凌大、聖隷クリストファー(静岡)の高部陸など、好投手がたくさんいる。

 そのなかで気になる存在は、春の選抜で強打の横浜打線を6安打に抑え、完封勝利を挙げた神村学園(鹿児島)の龍頭汰樹だ。170センチ63キロと小柄ながら抜群のコントロールを誇り、ゴロもフライも自在に打たせることができる。鹿児島大会では21回3分の1を投げて、1点も許さなかった。九州対決となる初戦で東筑(福岡)を破れば、台風の目になる可能性は高い。

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