【高校野球】怪力三塁手と源田壮亮を彷彿とさせる大型遊撃手 名将が見出した宮崎学園の最強三遊間 (2ページ目)
宮崎学園の大型遊撃手・久保田瑛大 写真は野球部提供この記事に関連する写真を見る
【お手本は源田壮亮のフットワーク】
そしてあらかじめ聞き及んでいた"大型遊撃手"とは、久保田瑛大(えいた/3年)だ。下級生時からチームの主力を担っていただけに、「打てるショート」だと思っていたら、まず驚かされたのはフィールディングだった。
打球をさばく動作に迷いがない。打球の性質によって、さばいていく"手段"を次々に繰り出しては、当たり前のように処理していく。バウンドを合わせるリズム、グラブを出すタイミングが早すぎないから、ボールがグラブにスッと吸い込まれていくようだ。
ソフトタッチの捕球に余裕があるから、スローイングの精度も高い。右耳の位置でサッとトップをつくると、しなやかなスナップスローがなんとも鮮やかだ。
久保田は182センチ、81キロの大型遊撃手。このサイズで、これだけ自然な動きとノンパワーのグラブさばきで打球と仲良く付き合える高校生は、紅林弘太郎(駿河総合高→オリックス)以来かもしれない。
「テスト明けで、グラウンドで練習するのは1週間ぶりなんです」
そんな濱田監督のひと言に、思わず「ええっ⁉︎」と驚いてしまった。
「打球を上から見ないで、右側から体を入れていき、体勢を低くして前を見ながら(打球に)入る。今は源田壮亮(西武)さんの捕球後のステップの映像を見ながら、お手本にしています」
風のように打球をさばく......久保田の守備を見ていると、源田のメカニズムの雰囲気はある。生まれながらのショートストップなのだろう。
「いえ、ショートは高校に入ってからです。中学では、投手兼捕手兼外野手でしたから!」
いったい今日は、何度びっくりすればいいのか。
【スイングスピード150キロが目標】
その久保田にバッティングについて聞くと、こんな答えが返ってきた。
「去年の秋までバッティングがずっと不調で、コンタクト率を上げてアベレージ優先を目指していたんですけど、だんだんと当てるだけ、合わせるだけになっていました」
ストレートに振り負け、変化球は追いかけてしまう......。そんな負のスパイラルが続いたという。
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