【高校野球】大阪桐蔭なのにプロ志望じゃない⁉︎ 将来の夢に「社会人野球」と記した5人の精鋭が明かしたリアル (3ページ目)
「その時の気分でプロと書いてしまったんですけど......ちょっと調子に乗っていました。でも、野球をやっている以上、常に上を目指してやっていきたい思いがあります。社会人野球への思いは、小さい頃からありました」
岡安は愛知県豊田市出身。社会人屈指の強豪・トヨタ自動車のお膝元である。周りには野球部関係者が多く、岡安が社会人野球に触れる機会も多かった。
「社会人はレベルが高いし、トーナメントで負けられないという意味では高校野球と似ています。自分はファーストを守っていますけど、社会人のファーストは本当にうまいです。難しいバウンドでも、ハンドリングでうまくさばいてしまいますから」
【大阪桐蔭に来て知った社会人野球の世界】
社会人野球の魅力をとくに熱っぽく語ってくれたのが、背番号12の控え捕手・水侍孝太(みずし・こうた/3年)だった。
「高校野球は気持ちを前面に出して、ガツガツしたプレーをするのが魅力だと思います。社会人野球は落ち着きがあるなかで、覇気がある。どんなピンチの場面でも、いつもどおりのプレーができます。高校生の自分たちからすると、『いつもどおり』のプレーをすることがいかに難しいかを痛感しているので、社会人の選手たちはすごいです」
水侍も西谷監督の教えを受け、「30歳を超えるまでレベルの高い野球をプレーしたい」という希望を持っている。昨秋の日本選手権では、大阪桐蔭OBの捕手、福井章吾(トヨタ自動車)のプレーに釘付けになった。
「福井さんは特別に肩が強いわけでも体が大きいわけでもないですが、ピッチャーを完全に操っていました。年齢差なんて関係なく、『自分を信じて放ってこい!』という雰囲気がありました。守っている姿に安心感がありましたし、同じ捕手として尊敬します」
1学年上の投手だった中野大虎がENEOSに入社し、早くも登板機会を得ている。水侍は中野と電話で通話するなかで、社会人野球の世界を教わっているという。
「社会人野球は短い練習時間のなかで、いかに考えてやれるかが大事だと中野さんは言っていました。自分たちもやらされる練習ではなく、常日頃から自分で考えて練習しないといけないと思わされました」
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