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【高校野球】新基準バット導入から2年 大谷翔平や佐々木朗希を攻略した盛岡大附の指揮官が出した答え (2ページ目)

  • 田口元義●文 text by Genki Taguchi

「盛岡大附=強打」

 定着していた看板。それが、揺らぎかけた時期があった。「飛ばない」とされる新基準バットが24年から導入されたためである。

【飛ばないバットが突きつけた現実】

 バットの最大直径が67ミリから64ミリ、打球が当たる箇所の肉厚が約3ミリから約4ミリとなったことで、打球の初速は3.5%ほど、反発係数も5〜9%減少。最大飛距離も5メートルは短くなると試算されていた。

 この数ミリ、数メートルは、監督や選手にとっては死活問題となるほど大きな差なのだと、関口は現場の肌感覚を話していた。

「直径が3ミリ小さくなっただけでも、今までならキレのあるピッチャーのボールをファウルチップできていたのが空振りになる。打球も初動が鈍くなるので、内野の間を抜けていたゴロが捕られるようになるでしょうし、打球速度も遅くなるので大きなフライでも外野手に追いつかれるケースも多くなるんじゃないですかね。その分、内野安打やポテンヒットが増えるんだろうな、という印象です」

 導入直後に製造された新基準バットのほとんどが、現場からすれば未知の領域だった。

「選手たちが鉄の棒を使ってるんじゃないかっていうくらい、振りづらそうに見えました」

 心境を吐露してから、"飛ばないバット"への適応への苦心をこのように語っていた。

「前までは多少、体勢を崩されたとしても、バットの反発力を生かしながら力ずくでスタンドまでもっていけていましたけど、これからはバットの芯に当てる技術や正確性が求められてきますよね」

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