【高校野球】崇徳が「あと1勝の壁」を越えてつかんだ33年ぶり甲子園 スコアボードに刻んだ悔しさと拾い続けた運 (3ページ目)
中国大会で3試合連続完封の離れ業を演じた崇徳のエース・徳丸凜空 photo by Uchida Katsuharuこの記事に関連する写真を見る「選手たちにとっては初めての全国大会ということで、中国大会の準決勝、決勝とはベンチの雰囲気が明らかに違いましたので、やはり飲まれていたのかなと。そろそろ慣れてきたかなという頃にはもう試合は大詰めでした。あの雰囲気のなか、いかに平常心で試合ができるか、自分たちがやってきたことがブレずにできるかが必要だと思っています」
今春は対外試合解禁日が3月7日。選抜開幕は同19日と、他校と実戦を行なう期間が極めて短い。そのため、1月の寒風吹きすさぶなか、紅白戦を行なうナインの姿があった。ミスや消極的なプレーをした選手には、藤本監督ら首脳陣から厳しい声が飛び、容赦なく交代を告げられる。「ALL(オール)崇徳」のチームスローガンが示すとおり、全員で本番さながらの緊迫感をつくり出していた。
「まずはこの春に向けて全力でチームを仕上げていきたいと思います」
藤本監督は短い言葉に力を込めた。1976年の選抜初出場・初優勝から半世紀。真の「古豪復活」に向けた熱い戦いが、もう間もなく幕を開ける。
著者プロフィール
内田勝治 (うちだ・かつはる)
1979年9月10日、福岡県生まれ。東筑高校で96年夏の甲子園出場。立教大学では00年秋の東京六大学野球リーグ打撃ランク3位。スポーツニッポン新聞社でプロ野球担当記者(横浜、西武など)や整理記者を務めたのち独立。株式会社ウィンヒットを設立し、執筆業やスポーツウェブサイト運営、スポーツビジネス全般を行なう
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