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【高校野球】金村義明が振り返る 甲子園優勝から近鉄バファローズ入団までのドラフト裏話 (3ページ目)

【阪急と相思相愛だったはずが...】

金村 阪急(入団希望を)公言していて、本当は国体終了まで発表したらダメなんだけど、担当の記者とかがいつも学校に来ているから(言っちゃった)。阪急ブレーブスはもう7年連続ドラフト1位に断られている不人気球団だったこともあって、喜んでくれて相思相愛でしたよ。

岡田 なぜ阪急と相思相愛なのに、近鉄に入ったの?

金村 無知やから、阪急入ろうが、どこに行こうが、プロはスゴいから、(地元の)阪急に行くと思っていたんだけど、各球団がマスコミの人とふたり一組で家に来るわけ。近鉄は一回断っているんだけど、ある日の夜にマスコミ抜きで来て、「どうしても(金村選手が)ほしい」と。お母ちゃんにはアンゴラのセーターを持ってきて。お母ちゃんは「暖かいわ」ってビックリしてた(笑)。で、「阪急とはどんな話をしているのか、ちょっと教えてくれ」と言うわけ。そんなの言うたらあかん。言うたらあかんけど、「去年の原辰徳さん(巨人)と同じ金額」って言って。

岡田 言うてるやん(笑)。

金村 そうしたら、近鉄のスカウトが「ええ! それだけか」って言って、それを上回る条件を提示された。俺も「もっと両親に親孝行できるかも」と思って「よろしくお願いします」って言うてしもうたんや。結果、ドラフトで近鉄と阪急が1位指名してくれたけど、阪急は単独1位指名だと思っていたから鬼の形相やった。

岡田 ドラフトでクジを引き当てた近鉄に入ったわけやけど、事前にそういう話があったんですね。

金村 ほんま、ようできた話やな。

岡田 ここまでが長すぎて現役の話までいかない。

金村 でも、まだあんねん。

岡田 それはまたいつか聞くわ(笑)。

【Profile】 
金村義明(かねむら・よしあき)/1963年8月27日 兵庫県宝塚市出身。現役時代はNPBのオールスターゲームと公式戦でのサイクルヒットなど数々の記録を残した。現在は野球解説者、野球評論家、タレントとして活躍。2017年12月からは兵庫県高砂市観光交流ビューローからの委嘱によって「高砂応援大使」を務めている。

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