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【夏の甲子園2025】先発完投時代から投手分業制へ 移行がもたらした選手の出場機会と成長のチャンス (5ページ目)

  • 氏原英明●文 text by Ujihara Hideaki

 投手は先発で完投するものだという時代から、複数投手起用制へと変わっていった現代の野球。それにより出場機会が生まれ、多くの投手が貴重な経験を積むことができるようになった。球数制限の導入から年月が経ち、今後も時代は変化のうねりを迎えていくだろう。

 甲子園で数試合投げただけでも、のちに日本球界を代表する投手になる──そんな時代がまもなくやってくるかもしれない。

著者プロフィール

  • 氏原英明

    氏原英明 (うじはら・ひであき)

    1977年生まれ。大学を卒業後に地方新聞社勤務を経て2003年に独立。高校野球からプロ野球メジャーリーグまでを取材。取材した選手の成長を追い、日本の育成について考察。著書に『甲子園という病』(新潮新書)『アスリートたちの限界突破』(青志社)がある。音声アプリVoicyのパーソナリティ(https://voicy.jp/channel/2266/657968)をつとめ、パ・リーグ応援マガジン『PLジャーナル限界突パ』(https://www7.targma.jp/genkaitoppa/)を発行している

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