夏の甲子園・慶應フィーバーの過熱報道に「怖さあった」 丸田湊斗が明かす夢の舞台の裏側 (3ページ目)

  • 武松佑季●取材・文 text by Takematsu Yuki
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

【メディアに踊らされないことが大事】

 丸田個人では「慶應のプリンス」とも呼ばれ、一躍時の人となった。下世話だが、相当モテたのではないだろうか。

「いやいや(笑)。(SNSの)DMはたくさん来ましたけど、怖いから全然読んでないです。ありがたいことではあるなとは思ってました」

 丸田は「ただ......」と続ける。

「野球以外の個人的なことをいろいろ取り上げられるようになって過熱しすぎだなと。一気にブワーっときたのでメディアに取り上げられることの怖さはありました。『文春』が家に来ちゃったり、大変な時期もありました」

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 過熱する報道に加え、悪意を持って近づいてくる人たちもいた。

「少し人間不信に陥ることもありました。でも、そういう経験をしたことで成長できたような気がします。メディアは怖いって思っているくらいじゃないとダメ。それと踊らされないことが大事ですね」

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