【WBC 2026】「サプライズ候補」コロンビアの実力 アメリカ代表を追い詰めた国がついに本気で世界を狙う
3月5日に東京で開幕を迎えた第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。1次ラウンドの4グループで、最も激戦になると予想されるのがプールAだ。
MLBで3度の本塁打王に輝いたノーラン・アレナド(ダイヤモンドバックス)が主軸に座るプエルトリコ、エースのリバン・モイネロ(ソフトバンク)と抑えのライデル・マルティネス(巨人)を誇るキューバ、昨季MLBで20本塁打のジョシュ・ネイラー(マリナーズ)を擁するカナダ、同じく昨季MLBで19本塁打のイバン・ヘレーラ(カージナルス)が捕手を務めるパナマ。
そして、初の1次ラウンド突破を狙うのがコロンビアだ。
コロンビア代表を率いるホセ・モスケラ監督 photo by Ryu Voelkelこの記事に関連する写真を見る
【圧倒的な力で予選ラウンドを突破】
「我々にとって、最良のグループに入ることができた。十分にチャンスがあると思う」
そう話したのは、母国の代表チームを率いるホセ・モスケラ監督。普段はドミニカ共和国にあるパイレーツのアカデミーで監督を務めるモスケラは、昨年の予選でコロンビア代表を本大会に導いた。
「キューバとパナマに対しては、我々も同等のタレントを擁していると思う。コロンビアは3度目のWBCで経験豊富だ。今回こそ決勝ラウンド進出を目指している」
コロンビアは前回、1次ラウンドで強豪メキシコを撃破。アメリカとも1点差の接戦を演じるなど、力を示した。
MLB.comは今年2月、「サプライズを起こすかもしれない6チーム」と題した記事を配信し、そのひとつにコロンビアを挙げた(ほかはベネズエラ、カナダ、チャイニーズ・タイペイ、メキシコ、イタリア)。予選ラウンドではブラジル、中国、ドイツに3連勝を飾り、「23得点、1失点」と圧倒的な力を見せつけたことが根拠のひとつだった。
実際、同予選でブラジル代表として先発して負け投手になったボー・タカハシ(西武)はこう話している。
「コロンビアにはすばらしい選手がたくさんいて、本当に強いチーム。ラテンアメリカではトップ3か、少なくともトップ5に入ってくると思うよ」
コロンビアで最も人気のある競技はサッカーだが、バランキージャなどの北部では野球も盛んだという。コロンビアのウインターリーグは"登竜門"的な位置づけにあり、過去には日本人選手もプレーしている。
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著者プロフィール
中島大輔 (なかじま・だいすけ)
2005年から英国で4年間、当時セルティックの中村俊輔を密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に『山本由伸 常識を変える投球術』。『中南米野球はなぜ強いのか』で第28回ミズノスポーツライター賞の優秀賞。内海哲也『プライド 史上4人目、連続最多勝左腕のマウンド人生』では構成を担当。


















