検索

【WBC 2026】「サプライズ候補」コロンビアの実力 アメリカ代表を追い詰めた国がついに本気で世界を狙う (2ページ目)

  • 中島大輔●文 text by Daisuke Nakajima

【メジャー実績組と若手が融合】

 今回のWBCに臨むチームでは、投手陣の大黒柱として、MLBでシーズン2ケタ勝利を6度記録している37歳の左腕ホセ・キンタナ(ロッキーズ)が名を連ねる。さらに、35歳の右腕フリオ・テヘランもMLB通算81勝82敗を誇るなど、経験豊富な顔ぶれが揃っている。

 打者では、ジャイアンツ時代の2020年に二塁手としてシルバースラッガー賞を獲得したドノバン・ソラーノ、レイズ時代の2023年に12本塁打を放ったハロルド・ラミレス、MLBで通算10年のプレー歴を誇るジオ・ウルシェラら、実績あるメンバーが名を連ねている。

 いずれも30歳を超えるベテランが中心だが、一方で将来を嘱望される若手も控えている。ESPNが「2026年WBCで注目すべきプロスペクト」として紹介したのが、22歳の二塁手マイケル・アローヨ(マリナーズ傘下)だ。2025年は1AでOPS.934、2Aで同.717を記録した打力が注目を集めている。同記事では、23歳の三塁手ダヤン・フリアス(ガーディアンズ傘下)の名前も挙げられている。

 また、NPBにゆかりのある選手もいる。最速167.4キロを誇る右腕タイロン・ゲレーロ(現レッドソックス傘下)は、2022年と2025年にロッテでプレーし、来日1年目には49試合に登板して3勝3敗3セーブ、24ホールドを記録した。さらに、昨季オリックスで50試合に出場したジョーダン・ディアスも代表入りを果たしている。

【心理学の専門家でもある異色の指揮官】

 個性豊かな面々を率いる監督のモスケラは現在39歳で、侍ジャパンで言えばアドバイザーを務めたダルビッシュ有(パドレス)と同世代だ。昨夏にドミニカでインタビューすると、落ち着きと知性を感じさせる指揮官だった。

 コロンビアの野球一家に生まれ、祖父は1947年にIBAFワールドカップを制した同国代表のメンバーだった。いとこはホワイトソックスでブルペン捕手、継父はヤンキースのスカウトを務めた。

2 / 4

キーワード

このページのトップに戻る