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【WBC 2026】元オリックスの同僚が明かす素顔の山本由伸とオフに放った衝撃発言 「求めるものが未知の世界というか...」

  • 佐々木亨●文 text by Toru Sasaki

 侍ジャパンが大会連覇を目指す、第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開幕した。侍ジャパンの主戦として期待されるのが、昨シーズン、ワールドシリーズで3勝を挙げ連覇に貢献し、MVPにも輝いた山本由伸だ。怪物級のエースに成長した山本を、元オリックスのチームメイト・福田周平氏が語る。

初戦の台湾に向けて調整する山本由伸 photo by Sankei Visual初戦の台湾に向けて調整する山本由伸 photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る

【人間の体はすごいということを証明】

── 山本投手とは6年間、オリックスでチームメイトでした。福田さんが社会人野球のNTT東日本を経てオリックスに入団した18年、山本投手は都城高(宮崎)から入団して2年目のシーズンでした。山本投手の第一印象は?

福田(以下同) 体が大きくないのに、速い球を投げる。あとは、自分の体にすごく向き合っている感じを受けましたね。筋力トレーニングをしているところは見たことがないのですが、ブリッジなどをやっている印象で、自分自身の体のケアやトレーニングを重視しているというか......。純粋に『すごいな』と思って見ていました。

── 身長178センチの山本投手は、投手としては決して大きくない印象です。

 そうですね。だから、自分の体をフルに使ってやることを常に考えていると思います。

── 体の使い方、つまりは投げる動作にフォーカスした調整やトレーニングをしていた印象でしょうか?

 どういう意図や目的でトレーニングをしているのか、それは選手それぞれで違うと思います。由伸の場合は『今、この体をどう使えば速い球を投げられるか』と日々考え、そのためのトレーニングを行なっているのだと思います。

 たとえば、筋力だけで150キロや160キロの速球を投げるためにウエイトトレーニングをするのとは、考え方がまったく違う。山本由伸という選手は、自分の体をうまく操ることができれば、150キロでも160キロでも投げられる。それを証明している選手だと思いますね。それだけ人間の体はすごいものなんだよ、と。彼の取り組みを見ていると、そう言っているような気がします。

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著者プロフィール

  • 佐々木亨

    佐々木亨 (ささき・とおる)

    スポーツライター。1974年岩手県生まれ。雑誌編集者を経て独立。著書に『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』(扶桑社文庫)、『あきらめない街、石巻 その力に俺たちはなる』(ベースボールマガジン社)、共著に『横浜vs.PL学園 松坂大輔と戦った男たちは今』(朝日文庫)などがある。

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