【2024年夏の甲子園注目投手10人】最速152キロ右腕、198センチの超大型左腕など多士済々 (10ページ目)
1年春から広陵の背番号1を背負う高尾響 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る高尾響(広陵3年/172センチ・73キロ/右投右打)
4回目の聖地を踏む「The エース」。身長172センチと上背はないものの、マウンドでの貫禄と引き出しの豊富さは高校生とは思えない。1年春から名門の背番号1を背負ってきた年輪を感じさせる。今春センバツでは最速148キロのストレートの球威が一段と増しており、ドラフト指名圏内に入った感があった。過去3回の甲子園では2勝が最高だけに、今夏はチームを上位進出に導いて名実ともに高校球界を代表する存在に君臨したい。また、広島大会で全6試合に登板して奪三振を量産した左腕・山口大樹の本格化も見逃せない。
著者プロフィール
菊地高弘 (きくち・たかひろ)
1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。
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