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「イチローのすごさがわかる忘れられない練習がある」大分高・岩﨑久則監督は8年間のプロ経験を生かして打倒・明豊 夏の甲子園を目指す (4ページ目)

  • 内田勝治●文 text by Uchida Katsuharu

 大分中学リトルシニアを12年間指揮し、昨秋から大分高の監督に就任。今春はセンバツに出場した明豊不在の大分大会で優勝し、九州大会で8強入りするなど、半年あまりできっちりと結果を残した。中学時代から特徴を知る選手が多いのも、采配を振るううえでプラスに働いた。

「秋も春もベンチでは緊張はしませんでしたけど、夏はどうなるんやろうかと思っているんです(笑)。今の大分は明豊が頭ひとつ抜けていて、正攻法で勝てる相手ではありません。何かしら戦略は立てますけど、チャンスがきたらギャンブルでいきますよ」

 明豊とは、互いに勝ち進めば決勝で甲子園をかけて対戦する。その前に立ちはだかる強豪校も多い。56歳が母校の監督で迎える初めての夏が、まもなく始まる。

著者プロフィール

  • 内田勝治

    内田勝治 (うちだ・かつはる)

    1979年9月10日、福岡県生まれ。東筑高校で96年夏の甲子園出場。立教大学では00年秋の東京六大学野球リーグ打撃ランク3位。スポーツニッポン新聞社でプロ野球担当記者(横浜、西武など)や整理記者を務めたのち独立。株式会社ウィンヒットを設立し、執筆業やスポーツウェブサイト運営、スポーツビジネス全般を行なう

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