井口資仁が夏の甲子園を沸かせた佐々木麟太郎ら11人の好打者を診断 太鼓判を押した伏兵は? (10ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

奈良大会で打率.625、4本塁打を放った智辯学園・松本大輝奈良大会で打率.625、4本塁打を放った智辯学園・松本大輝この記事に関連する写真を見る松本大輝(智辯学園/外野手/181センチ・90キロ/右投左打)

今夏の甲子園で見た打者のなかで、もっともスイングスピードが速く見えました。無駄な動きが一切ないシンプルな形で、体のブレがなく力強く振れています。私の同期に松井秀喜さん(元ヤンキースほか)がいましたが、彼など無駄な動きのないシンプルなスイングでしたよね。松本くんはファウルでも相手に威圧感を与える猛烈な振りで、このスイングスピードは久しぶりに見ました。甲子園で放ったホームランも、とてもいいバランスで打てています。あとはハイレベルな変化球に対してどう対応できるかですが、軸がブレないのでどんなボールにも対応できそうです。今回見た打者のなかで、一番魅力を感じました。

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