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夏の甲子園で絶対に見逃せない好投手10人 プロ注目の逸材で主役の座を手にするのは? (10ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki、Nikkan sports

今夏、急成長を遂げた神村学園の左腕・黒木陽琉今夏、急成長を遂げた神村学園の左腕・黒木陽琉この記事に関連する写真を見る黒木陽琉(神村学園/183センチ・78キロ/左投右打)

今夏に颯爽と現れたシンデレラ左腕。スラリと伸びた長身が目を惹き、コンパクトなテークバックから指にかかったストレートは最速146キロを計測。縦に落ちるスライダーも空振りを奪えて、今夏の鹿児島大会決勝では5回2/3を投げて9奪三振。好リリーフで甲子園出場をたぐり寄せた。春までは実績らしい実績がほとんどなかったが、登板経験を重ねるごとにたくましさを増している。今まさに旬を迎えて、夏の大舞台に臨む。

著者プロフィール

  • 菊地高弘

    菊地高弘 (きくち・たかひろ)

    1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。

2023年夏の甲子園、絶対に見逃せないプロ注目の20人

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