夏の甲子園注目の好打者10人 高校通算140本塁打の佐々木麟太郎らスラッガーが大集結

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki、Nikkan sports

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 第105回全国高校野球選手権記念大会の注目選手・野手編。佐々木麟太郎(花巻東)や真鍋慧(広陵)ら、夏の主役に躍り出そうな好打者10人を厳選した!

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高校通算140本塁打を誇る規格外のスラッガー、花巻東の佐々木麟太郎高校通算140本塁打を誇る規格外のスラッガー、花巻東の佐々木麟太郎この記事に関連する写真を見る佐々木麟太郎(花巻東/184センチ・113キロ/右投左打)

甲子園で伝説的な一打が見たい、前代未聞のスラッガー。高校通算140本塁打という数字でも、この打者のすべては言い表せない。インパクトの瞬間に轟く爆発音を一度でも聞けば、そのパワーが本物であることに疑いを持たないはずだ。一部で「太りすぎ」という声も聞こえるが、機能性を求めるウエイトトレーニングの成果で体のキレが出始めている。旧来の常識にとらわれない、花巻東の偉大な先輩たちに続く挑戦だととらえたい。今春以降は背中の違和感を訴えて欠場する試合もあるが、まだ骨の成長が止まっていないため無理をさせない起用が続いている。昨春出場したセンバツでは、故障明けで調整不足だった影響もあり無安打。まずは聖地で初の快音を響かせられるか。

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著者プロフィール

  • 菊地高弘

    菊地高弘 (きくち・たかひろ)

    1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。

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