高校通算49本塁打のスラッガーに出塁率7割超えのリードオフマン...センバツで絶対注目の野手10人
3月18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会(センバツ)。出場する36校のなかには、どんな有望選手がいるのか。投手編・打者編に分けて10選手ずつピックアップした。打者編では高校球界のトップランナーになりそうな長距離砲や強肩捕手など、選りすぐりの精鋭を紹介していこう。
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「広陵のボンズ」の異名を持つ高校屈指のスラッガー・真鍋慧この記事に関連する写真を見る真鍋慧(広陵/一塁手/189センチ・90キロ/右投左打)
大会の主役になれる大型スラッガー。打席内で一際大きく見える恵まれた体躯と、図抜けた飛距離を誇る。愛称は中井哲之監督が命名した「ボンズ」。1年秋までは広角にライナー系の打球を弾き返すタイプだったが、今では打球に角度が出てきて本塁打を量産中。昨秋時点で高校通算49本塁打を放っている。本職は一塁手ながら身のこなしは悪くなく、将来的には三塁や外野など他のポジションで見てみたい。センバツには同じく右投左打の有望スラッガーである佐々木麟太郎(花巻東)が出場しないだけに、アピールに成功して高校ナンバーワンスラッガー争いで一歩リードを奪えるか。
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著者プロフィール
菊地高弘 (きくち・たかひろ)
1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。