山本昌が甲子園で輝いた11人の投手を診断。「この夏、最大の収穫」とほれ込んだ逸材は? (10ページ目)
古賀康誠との二枚看板でチームを準優勝に導いた下関国際の仲井慎この記事に関連する写真を見る仲井慎(下関国際/177センチ・70キロ/右投右打)
本職はショートということですが、ピッチャーとしても大学以上で十分にやれる素材だと感じます。今夏はリリーフとして素晴らしい働きを見せ、甲子園準優勝に大きく貢献しました。とくに準々決勝で大阪桐蔭打線を封じた投球は見事でした。細身ながら体にパワーがあって、短いイニングを全力でいける瞬発力と縦に鋭く落ちて空振りが取れるスライダーも光りました。ショートをしているだけあって運動能力も高いですし、これから専門的に投手経験を積んでいけば楽しみな素材です。
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