山本昌が大絶賛した変則左腕から防御率0点台の148キロ右腕まで...夏の甲子園でブレイクを予感させる注目の投手10人 (10ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki、Nikkan sports,Kyodo News

2年生ながら完成度の高いピッチングを見せる大阪桐蔭・前田悠伍2年生ながら完成度の高いピッチングを見せる大阪桐蔭・前田悠伍この記事に関連する写真を見る前田悠伍(大阪桐蔭2年/180センチ・78キロ・左投左打)

来年の高校日本代表エース最有力候補。球質に優れたストレート、正確なコントロール、変化球の精度、ふてぶてしいマウンド度胸、投球を組み立てる思考力。投手として必要なものをすべて兼ね備え、「今年のドラフトでも1位で消える」と断言するスカウトがいるほど。今春の近畿大会決勝・智辯和歌山戦で喫した敗戦が公式戦初黒星。スケールがあるタイプではないが、「野球はこんな投手が勝つのだ」と圧倒的な結果で語る存在になるはず。向こう1年、高校野球界の中心には常に前田の姿があるだろう。

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