山本昌がドラフト上位候補の投手13人を最終チェック。「こんな選手いたのか」と驚いたのは? (6ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki,Kikuchi Takahiro

最速152キロを誇る筑波大の佐藤隼輔最速152キロを誇る筑波大の佐藤隼輔この記事に関連する写真を見る佐藤隼輔(筑波大/182センチ・82キロ/左投左打)

 今春のリーグ戦よりも、開幕戦で152キロをマークした今秋のほうが状態は上向きに見えました。彼の長所はテイクバックでボールが体からうまく離れて腕を振れるので、ストレートの走りがいいこと。軸足でしっかりと立てて、捕手に向かって真っすぐにステップできるので、コントロールを乱すこともなさそうです。少し気になるのは、スライダーを投げる際にわずかに腕が緩み、ヒジが下がる場面があること。ストレートと腕の振りが違えば、プロの打者は見逃してくれません。今後は改善してもらいたいです。

6 / 13

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る