山本昌がドラフト1位指名投手9人など、来季の新人19選手を診断【2020人気記事】 (17ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

作新学院時代の3年夏に甲子園で優勝した明治大・入江大生作新学院時代の3年夏に甲子園で優勝した明治大・入江大生入江大生(明治大/187センチ・87キロ/右投右打)→DeNAドラフト1位

日本一になった作新学院高時代に、エースの今井達也投手(西武)だけでなく、2番手として投げた彼のことも印象に残っています。ボールは速いし、将来性も高くて「こんなピッチャーがいたのか」と驚いた記憶があります。ボールとグラブを離すタイミングが遅くて少し変則的なテークバックですが、打者からすると急にボールが出てくる感覚でタイミングが取りにくいフォームのはずです。腕のしなりはいいし、球は速く、変化球のキレもいい。とくに縦に鋭く落ちるスライダーは、今の時点でプロの一軍の打者も手こずるはずです。あとはコントロールをいかに磨けるかがカギになりそうです。腕が速く回る、目標を定める時間が短い投げ方なので、バランスを保てるかどうか。上の世界ではリリーフタイプに見えます。

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