元プロ監督「岡本和真を目指せる」。
智辯和歌山の4番は名前も体格も見事だ (3ページ目)
50メートル走6秒3と意外な走力に、ライトからの自慢の強肩もある。1年後のドラフト候補として、徳丸は強い覚悟で秋の大会を戦っている。
「まずは高校で4番としてチームの勝利に貢献できる結果を残して、高卒でのプロ入りを目指してやっていきたいです」
10月3日に迫る和歌山大会準決勝では、智辯和歌山は近畿大会進出をかけて市和歌山と対戦する。市和歌山にはすでに来年のドラフト上位候補に挙がる右腕・小園健太がいる。
最速152キロの快速球だけでなく、カットボールなど高度な変化球を扱う小園は智辯和歌山について「和歌山で一番意識している学校」と語っている。今夏の独自大会では小園が徳丸から三振を奪ったように、すでに下級生時から火花を散らす仲だ。
和歌山での激戦をくぐり抜け、再び甲子園のバッターボックスに徳丸が立つ日が訪れるとすれば、おそらく今まで以上に「4番らしさ」をまとったスラッガーの姿が見られることだろう。
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